hPa(ヘクトパスカル)


2016年ごろ結成。
くつした(ギター、ボーカル、重力)
チカチャン(ベース、コーラス、気圧)
の2人編成。エモーショナルを超えた絶叫と空間系の音作り、ロボットや起き上がり赤ちゃんなどを取り入れた演出などでライブを行うポストロックユニット。

hPa twitter  @hpajapan
くつした twitter @kutsushita
くつしたオフィシャルサイト http://kutsushita.in/

結成まで

くつしたさんはOLをしながら、そしてソロで奇天烈な活動をしながら、ドラマーとしても活躍したり、変なイベントをやったり、メディアに取り上げられたり、とにかくいろいろなことをやってたのですが2012年に諸々、ぶっ壊れて、少しずつ機能停止に至りました。

それはそれで、ドラムは頑張っており、2013年だかその終わりの頃、当時通っていたドラム教室の発表会に生徒さんとして出演すべく藤沢のスタジオに出向いた、怪我した直後で満身創痍のくつしたさん(頭に氷嚢)は、発表会サポートバンドでベースを弾くチカちゃん(ロン毛)と出会ったわけです。
その時あまりにチカちゃんは美しく長身で存在感がすごく、フロントマンもこなす、オフステージでは気だるい大人っぽさもある、そんなベーシストだったので
くつしたさんは頭に氷嚢を乗せながら「おそらく自分より先輩なのだろう」と思い込み、終始敬語で話し続けるわけですが
本当はチカちゃんは娘でもおかしくない程の歳下であることを後に知ることになるのです。

それから半年すこし後に、ドラムの先生が結婚パーティーを行うというので、くつしたさん(頭は坊主)は泥酔状態で鎌倉に赴き、そこで、チカちゃんと再会しました。
その場に知り合いが少なすぎたので、ぼっちな感じの我々は、いろいろ喋って泥酔し、三次会四次会まで行き、その夜はここには書けないレベルでとても!仲良くなったのでした。
その結婚パーティーから2ヶ月後、くつしたさんは当時メンヘラ無職で社会との断絶の中、犬とのスローライフを送っていたところ
ライブバー戸塚ロポでハロウィンパーティーをやるというので幼稚園児の格好で赴きました。
遅めに着いたら、チカちゃんがそこにきてまして
「ここに来れば!くつしたさんに会えると思ったんですよ!」と、満面の笑みで歓迎してくれて
社会から断絶されていたくつしたさんは感動し「生きていてもいいのだ」ということに気づかされ
そのパーティーを堪能したのでした。
チカチャン、なんていい奴なのかしら。

そして2014年末、またドラムの発表会に出ることにした、くつしたさんは「スーパージャンキーモンキー」という伝説のミクスチャーバンドの曲を叩くことに。ベースはもちろんご指名でチカちゃんです。
かなり難易度高めの曲でしたが、要所要所のキメの部分がシンクロ率10000%レベルでキマりまして
えっ、やっぱ、チカちゃんのベースすごいわ、となりました。
そして翌年、くつしたさんは大企業(笑)で社会復帰し、ほぼ同時にチカちゃんがニートになる、という現象が発生しましたが(この、どちらかが働くとどちらかがニートになる不思議現象はその後もずっと続きます)
隙をみては磯丸水産に飲みにいってゲーセンで遊んで川ッペリで青春時代のように飲む、などと
非常に仲良しの日々を重ねておりました。

※まだこの時点でユニットは結成していません。

2015年もまた、ドラムの発表会に出ることになりまして
くつしたさんは、エアロスミスを叩き、そしてまたチカちゃんのベースは素晴らしく
楽しくやれました。

動画
この翌年、2月にくつしたさんは、久しぶりにアコースティックでライブをすることが決まり
チカちゃんに見に来て欲しいと思ったけれど
宣伝が苦手なのでうまく誘えず「ライブ来て、何なら、サポートでベース弾いて!」と
かなり無理のある宣伝をしましたが、チカちゃん割とすぐOKくれました。

とりあえず2人でスタジオで練習してみたら、化学反応というのでしょうか、想像の100000倍くらいスゲーことが起こりまして。

これは、、、、

結成してから

ということで
2016年2月、2人の音楽はスタートしました。

「アコギの弾き語りにベースが加わる」というスタイルだと、何となくやってる内容を想像できたりしませんか。他にもそういった方々はおられますし、アコースティックギターとベースって音の構成もシンプルですから。

でも、我々2人は、そういった皆様の想像の範疇にないような演奏をしてしまったのです。
プログレッシブです。やばいです。
理由といたしましては、とにかく、くつしたさんの楽曲は「あそびの部分」というか隙を意図的に残しているケースが多く、その隙の部分に「ありえないベース演奏」をねじ込んでくるチカちゃんのセンス、これらが奇跡的に合致しまして
通常ありえない演奏に至ったわけです。

走り始めた我々は、また気が向いたらライブをやろう、というスタンスで何度かライブを続け
その後ユニット名を「hPa」にして、くつしたさんアンドサポートベースというスタイルではなく、2人でユニットとしてやっていく!ということに相成りました。
メンバー、ぽろんちゃんも増えました。
で、本当に気が向いた時にしかライブをやらないので
活動頻度は低いものの今までに大阪遠征を二度、群馬の太田に一度、という遠征3回。そして横浜の他にも都内など「色々な場所」で演奏させてもらってきました。
特長としてはライブの頻度が低いため「毎回アレンジが変わる」といったところでしょうか。
コード進行、曲の構成、ベースライン、歌詞、色々と毎回違うのです。
そして即興的なアプローチも取り入れているため、ライブ中に目で会話をするようになりました。
そして、ぽろんちゃんに飽き足らず、ライブ中にロボットを動かしてみたり
演奏以外の面でも次から次に新しいことをやっています。
ちなみに、くつしたさんとチカちゃんのコンビは、hPa以外でも
「ドラムとベース」という組み合わせでバンド演奏したりすることもあります。
そもそもはこの組み合わせで演奏していたので、くつしたさんは、とても楽しいと思っていますが
チカちゃんの思いとしては「くつしたさんのドラムは、、、うねりが、、、」だそうです。

うねり、ですか。
台風かな?
ヘクトパスカルだから仕方ないか!

といった感じの2人組になります。
年齢、身長、出身地、髪の長さ、などバラバラな2人ですが
今後ともよろしくお願い申し上げます。